ビジネスを加速させていると、ある日突然、
目の前に「大きな壁」が現れることがあります。
昨日までスムーズに動いていたシステムがエラーを吐き出す。
手元に資金はあるのに、
なぜか「これ以上は買えません」と制限がかかる。
あるいは、慣れない貿易実務の書類一枚に、
足止めを食らってしまう。
そんな時、私たちの心には「なぜ上手くいかないんだ」
という焦燥感や、無力感が押し寄せてくるものです。
しかし、私はこう考えるようにしています。
「できないこと」にぶつかった時、
それは自分が一歩前へ進んだ証拠なのだ、と。
「できない」には、2つの種類がある
私が向き合っている「できない」を整理すると、
2つのパターンが見えてきます。
「知識や経験」が足りなくてできないこと
「今のシステム(器)」が小さすぎて入りきらないこと
前者は、勉強したりプロの力を借りたりすれば解決します。
例えば、海外の仕入れ先であるAmyとの交渉や、
複雑な通関書類の作成。
これらは、正解を知っているパートナーと協力すれば
「できる」に変えられます。
しかし、本当に向き合うべきは後者です。
例えば、証券会社の建玉上限。
これは自分の努力不足ではなく、
「今の自分のエネルギーが、
既存の枠組みを超えてしまった」からこそ起きる制限です。
つまり、その「壁」は失敗のサインではなく、
「おめでとう。君はもう、この小さな枠で収まる器ではないよ」
という、次のステージからの招待状なのです。
感情を横に置き、「攻略法」を導き出す
「できない」に直面した時、
一番もったいないのは「自分はダメだ」と感情に浸ってしまうことです。
経営者に必要なのは、感情に振り回されることではなく、
「どうやってこの壁をバイパス(迂回)するか」
を冷静にシミュレーションすることです。
一つの仕入れ先、一つの口座が限界なら、迷わず次の選択肢を作る。
既存のルールで勝てないなら、ルール自体を書き換える(規程を作るなど)。
この「攻略」のプロセスこそが、
ビジネスを50億円のビジョンへと押し上げる原動力になります。
壁の向こう側にある景色
今、何かに足止めを食らっているなら、
それはあなたが「今の自分」を卒業しようとしている証です。
壁にぶつかるのは、あなたが止まっているからではなく、
全力で走り続けているからです。
「できない」と向き合う時間は、決して停滞ではありません。
それは、次に高く跳ぶための、大切な助走期間なのです。
私も、今日現れた壁を「どう攻略してやろうか」とニヤリと笑いながら、
また一歩、50億円の山を登っていこうと思います。
尾崎



