経営において、「いくらで売るか」を決める時は、非常に難しい問いのひとつだと思います。
最近、私は新しい事業の立ち上げを準備する中で、
改めてこの「価格設定」という壁にぶつかっています。
単なる数字の羅列ではない、その裏側に隠された「経営の本質」について、
私なりの視点を整理しておきたいと思います。
安く売れば、お客様は喜ぶかもしれない。
しかし、それでは「次の店舗」を作るための原資も、社員を守るための社会保険料も捻出できません。
「安売り」は、自分の未来と社員の安心を切り売りしているのと同じなのです。
「安さ」は、時に「不安」を売る
価格は、お客様に対する「約束」です。
高い価格は、それに見合う「圧倒的な安心感」と「感動」を提供するという、逃げ場のない宣言なのです。
「利益」は、お客様への「再投資」のためにある
利益を「私利私欲」と捉えると、価格を上げることに罪悪感を覚えます。
しかし、利益は「より良いサービスを提供し続けるためのガソリン」です。
正当な利益を得るからこそ、最新の設備を整え、
優秀な人材を育て、お客様に長く愛される場所を守り抜くことができる。
価格設定を適正に行うことは、お客様に対する最大の誠実さであると確信しています。
価格は「未来の設計図」
価格設定に正解はありません。
しかし、その数字を見た時に、
「これなら、自分の掲げた目標に手が届く」と、
自分自身がワクワクできるかどうか。
それが最も重要な指標だと気づきました。
この絶妙なバランス感覚を研ぎ澄ませながら、
新しい価値を世に問うていきたいと考えています。
尾崎



