

仕事で夜の道を走っていると、ふといろんなことを考えます。
ラジオの声だけが車内に響いて、街の明かりが遠くに見える。
昼間より静かで、時間が少しゆっくり流れているような気がします。
前の仕事は工場でした。
ルールが厳しくて、仕事中に音楽を聞くこともできませんでした。
毎日同じ場所、同じ動き。
時計を見ながら「あと何時間かな」と考える日も多かったです。
今の仕事では、好きな音楽やラジオを流しながら走れます。
それだけで気持ちがずいぶん違います。
景色も変わるし、夜風も気持ちいい。
一人の時間が増えたけど、1人の時間は大事だと思う。
昔から人が多い場所や、にぎやかな空間があまり得意ではありませんでした。
だからこそ、静かな夜の運転は自分に合っている気がします。
トラックを運転する仕事は、ただ荷物を運ぶだけではありません。
その荷物の先には、誰かの生活や笑顔があります。
そう思うと、ひとつひとつの配送が大切に感じます。
もちろん、夜は眠気との戦いもあります。
でも、無事に目的地まで届けたときの安心感は、何度味わっても特別です。
「今日も無事故で終われた」
それだけで一日の疲れが少し軽くなります。
これからも安全第一で、進みます
三上
