場の雰囲気に呑まれない

先日協力業者さんが自損事故を起こしてしまいました。状況を聞くと狭い道路に車を停めており、近隣駐車場から出てくる車の妨げになってしまっていたため、一旦場所を移動して車を通らせようとしたところ、電柱にぶつけてしまったとのことです。
曲がりきれないと判断した時は、数回切り返せばすむ話なのですが、その時は迷惑を掛けてしまっているという気持ちと、駐車場から出ようとしている車を待たせているという状況で焦りがあり、十分な確認をしませんでした。

今回の事で思うのは、どんな状況下でも優先順位を変えてはいけないということです。
環境は常に変化していて、道路状況や時間的な問題、人間関係、立場の問題、精神的に追い込まれることもあると思いますが、その場の雰囲気に呑まれてはいけません。

私たちが最優先にするのは、お客様の要望に応えて無事に1日終えることです。冷静さを失って優先順位を変えてしまった時というのは、必ずと言っていいほど何かしらのトラブルが起こります。私の経験上、大なり小なり必ず何か対処が必要な事態が起こります。

どれだけお客様の為と思って急いだ結果、スピード違反で反則金を支払うことになっても、それをお客様に請求することは出来ませんし、駐車禁止違反も請求出来ません。

全ては自己責任で環境のせいに出来ない業務である以上、場の雰囲気に呑まれない強い意識が必要です。この事を社内でしっかりと周知し、再発防止に努めて参ります。