何か新しいことを始めた時、すぐに結果が出ることはあまり多くありません
物事が軌道に乗るまでには、時間が不可欠です。
世の中に価値を提供し、それが市場に正当に評価されるまでには、どうしても「時差」が生まれます。
その時差をどう捉えて、どう過ごすのかで、その後に大きな違いが起こると思っています。
最も重要なのは、評価には時差があることを理解し、本質を見失わないことだと思います。
結果を急いで本来取るべきでない行動に出てしまうのは危険です。
誰のために、どのような価値を届けるのか。
その問いに対する答えが明確であれば、
周囲の雑音や短期間の変動に振り回されることはありません。
かさねや春日井店を例にとって言えば、
誰のために=お腹が空いている(美味しいものを食べたいと思っている)人に
どのような価値を届けるのか=「美味しい!」と思ってもらえる料理を確実に提供する
本質はいつも至ってシンプルなのです
約束を守るということも非常に大事なポイントだと思います。
例えば、注文画面には待ち時間というものが表示されてあります。
これは、今注文したら何分後に料理が届きます、という目安の時間なのですが、
当然、お腹を空かしている人は、この待ち時間が少ない方がいいので、そういうお店に注文が集まります。
しかしここで売上を上げたいからといって、実際には50分待ちなのに25分と表示させてしまうとどうなるでしょう。
それをみて注文してくれたお客様は、期待していたよりも待たされることになるので、不信感を抱きます。
嫌な思いをしたお客様は、二度とそのお店で注文したいとは思いません。
料理の味に関しても同様で、
キャパ以上の注文を受けることによって、提供の速さを優先して味を落としてしまったら、
それを不味いと思ってしまったお客様もまた、二度とそのお店では注文しなくなるでしょう。
私たちが考えないといけないのは、1人1人、確実にお客様(ファン)を増やしていくことです。
目先の売上(利益)を求めて、1人1人減らす行動をしてしまっては本末転倒なのです。
今現在、この「かさねや事業」を任せている店長にそのような行動や思考は見受けられません。
むしろ、どんなに忙しくてもそこの本質は絶対にブラさないという姿勢を感じます。
その態度は、私に対して非常に高い信頼感を与えてくれます。
ビジネスには「波」が付き物です。
いい時もあれば、悪い時もあります。
例え短期的に売上の上がらない時期に見舞われたとしても、
そこに一喜一憂せず、本質を見失わない姿勢と取り組みをブレずに続けることで、
結果的に求める未来を手に入れられると信じています。
そして、結果が出た後もこれまでとやることは変わりません。
成功したからといって特別なことをするわけではなく、
淡々と積み上げてきたルーティンを、質を落とさず継続するだけです。
私たちは結果を求めて手段を複雑にしがちです。
しかし、先人から学ぶことはいつもシンプルでした。
そう考えると、結果を焦って本質を見失うことは、最も避けるべきリスクだと言えます。
結果が出ない期間を過ごすコツは、
目指すべき未来の景色を鮮明に描きながら、日々のルーティンに一点集中することなのかもしれません。
地味で飾り気のないことであるが故に、浸透させるのが難しく思えますが、
それが真理であるならば、根気強く伝えていきたいと思います。
尾崎



