

先日、数年振りに建材(今回は床材でした)配送の仕事を受けた
積み込みこそリフトを使うものの、配達はひとつひとつバラしての手下ろし。
ここ連日の猛暑のなか、ある程度の覚悟はしていたつもりだったが・・・
「まあ、キツかった……」
過去には、1階が駐車場でまだ法面が土間打ちもされていない過酷な現場で、
室内の奥まで運び入れるような経験もあった。
それに比べれば、今回のように大工さんが玄関まで取りに来てくれるのは本当にありがたい。
だが、そんな条件の差など関係なく、
滝のように噴き出す汗と、余裕で40度を超える酷暑の環境には容赦なく体力が削られた。
頭はクラクラし、手足はかすかに震えてくる。
現場作業の本当の大変さを、久し振りに肌の底から思い知らされた。
それでも――。
日常ではサウナ以外に決して味わえないような、
全身の毛穴から大量の汗を噴き出す爽快感。
そして、いつものデスクとは違う、真新しい現場特有の空気感。
そのすべてが新鮮で、すべての荷下ろしをやり終えたとき、
私の胸に湧き上がってきたのは意外な感情だった。
「楽しい!」
しんどさの果てに、思わずそう呟いてしまう。
泥臭く体を動かし、自分の限界ギリギリまで力を出し切るこの感覚。
デスクワークだけでは絶対に得られない、リアルな現場の空気と手応え。
終わってみれば、やはり私は現場仕事が好きなのだと痛感させられる。
そして、この全身を駆け抜けた爽快感と「楽しい」という純粋な感覚をそのままに、
私の身体と心は――いま、まさにこれから始まる空調、電気の現場へと向かっている。
新たな環境下での新たな存在意義、そして新たな感謝という出会い。
過酷さのなかで研ぎ澄まされたこのエネルギーを余すことなく注ぎ込み、
これからの現場を最高のものに仕上げてやろうと、やる気を漲らせる
尾崎

